目次
写真を撮るためのハンドルバッグを導入する
前回の九州遠征では、走ることに必死で、せっかくカメラを持っていったのに思うように写真を撮れなかった。
カメラは16Lのショルダーバッグに入れていたのだが、疲労が限界を突破するとバッグから取り出すこと自体が億劫になり、しまいにはスマホで写真を撮る始末だった。カメラマンとしては屈辱的な体験である。
この問題を解決するため、カメラをぶち込むためのハンドルバッグを導入することにした。
実はサドルを購入した日、自転車屋さんに来ていたお客さんから、カメラを入れるのによさそうなハンドルバッグがあると教えてもらっていた。その翌週に実物を持ってきてもらい、私のカメラ機材が本当に入るかどうかまで確認させてもらった。本当にありがたい。
購入したのは、ORTLIEBのUltimate 6 Plus。容量6.5Lのハンドルバッグである。IPコードはIP54。多少の雨であれば浸水しない程度の防水性能は備えている。
私がPlusを選んだ理由は、バッグの側面にボトルケージ用のマウントを取り付けられることだった。ただし、私のロードバイクではハンドル周辺に干渉するため、ここにボトルを付けるつもりはない。バッグを装着したことで取り付けられなくなるライトを装着する予定だ。
ORTLIEB Ultimate Six Plusを見てみる
まずは正面から見てみよう。

Ultimate Sixという名前だが、実際の容量は6.5Lである。フルサイズカメラ用のバッグとしてはやや小さいものの、これ以上大きくなると、ふたを開けてすぐにカメラを取り出せる商品の選択はほとんどない。
停車。ふたを開ける。カメラを取り出す。撮る。
この一連の動作をできるだけ素早く行うことが、今回のバッグ選びにおける最優先事項。
バッグの側面

側面には、ボトルケージ用のマウントを取り付ける部分がある。
私はこれまでボトルケージを取り付けた経験すらないので、詳しいことはまだよく分からない。そもそも今回はボトルを付けるつもりもない。
カメラ関連の記事とは違い、ロードバイク関連の記事については、あまり全面的に信用しないでほしい。
私は、走るだけで精いっぱいの初心者サイクリストである。
バッグの上面

ふたの上には透明なポケットがあり、スマートフォンや地図などを入れられるようになっている。
ふたを開けるときは、取っ手を持って上へ持ち上げるだけでよい。強力なマグネットで固定されているため、普通に舗装路を走っている範囲では、振動で勝手に開くようなことはなかった。
閉じるときは、ふたの位置が少しずれると、たまにもたつくことがある。ただ、今回重要なのは、カメラを素早く取り出せることである。多少閉めるのにもたつくくらいなら問題ない。
Nikon Z8を入れてみる

このとおり。シンデレラフィットである。
Nikon Z8に40mm F2を付けた状態で、ほとんど隙間なく収まった。隙間が少ないため、中でカメラが大きく動くこともなさそうだ。
なお、写真で使用しているカメラ用のクッション材は別売りである。ハンドルへ取り付けるためのアダプターもバッグ本体には付属しないため、購入するときには注意が必要だ。
小さな仕切りも付属するが、Z8を入れると内部のほとんどが埋まるため、余った場所に入れられるのは小さめのレンズか小物くらいだと思う。
自転車に取り付けてみる

バッグ単体では、ハンドルやシフトレバーに大きく干渉することはなかった。ただし、側面にボトルケージや大きなライトなどを付けると、ギアチェンジの際に手やレバーへ当たりそう。
バッグの取り外しは、アダプターのボタンを押しながら持ち上げるだけでよい。自転車から離れるときには、カメラの入ったバッグごと持ち歩くつもりなので、今回は鍵の付いていないアダプターを選んだ。
鍵付きのタイプなら、短時間自転車から離れるときの盗難防止にはなると思う。ただ、私は毎回バッグを外すため、そのたびに鍵を使うのは少し面倒だ。鍵をなくして取り外せなくなるのも困る。
ハンドルバッグの重さを量ってみた
それでは、バッグの重さを量ってみよう。

バッグ本体に、別売りのカメラ用クッションを入れた状態で計測した。
結果は、730g。
ORTLIEB Ultimate Six Plus+カメラ用クッション:730g
まあまあ重い。
ここへ1kgを超えるフルサイズのカメラとレンズを入れるので、ハンドル周辺には合計2kg近い重さが加わることになる。
当然、ハンドルの操作感にも影響はある。それでも、私にとっては写真を撮れなくなるよりましである。
カメラを入れて走ってみる
実際にZ8を入れて舗装路を走ってみた。
走行中のバッグは、細かく跳ね続けるというより、マウント部分を支点にして、ゆらゆらと揺れるように動いていた。短時間走った範囲では、カメラに異常はなく、バッグの中で激しく動いている様子もなかった(振動や衝撃が完全になくなるわけではない。段差では速度を落とし、バッグの中でカメラが動かないように収納する必要はあると思う)。
ということで、走行中に写真を撮るのが億劫になる問題は、一応の解決を見た。