情報カードって知ってますか?
いや、知らなくて大丈夫。試験には出ないから。
コレです。
いや、写真見せられてもわからないか(サイズ感くらい示そうよ)。
なんてことはない、ただのカードなんだけど、重要なのは、上質紙で保存に適しているということ。万年筆だろうが、水彩絵の具だろうが、マッキーだろうが何を使ってもにじんだり裏抜けしない。そしてよほど過酷な環境でない限り、何十年でも保存可能。
そして使い方が自由。
ただ、自由と言われても困ると思うので、今回は私の使い方、使ってて良いと感じたところを紹介しましょ。
目次
アウトプットのための情報蓄積
実は私、このサイトの他にも、とあるWEBニュースサイトでコラムの連載をさせてもらってます。
月一回の連載とは言え、字数制限の中できちんと文章をまとめるというのは意外と大変(趣味と違って締め切りあるしな)。
ネタ切れになることはなくても、現状で自分の持っているネタの中から決められた字数で記述できるものって、実は結構限られていたりする。
そんなときに、この情報カードの束をパラパラめくる。ネタの核のパラパラマンガですよ。いくらでも書けるぜ!という根拠不明の地震があふれてくるのでおすすめ。
でも、それなら手書きじゃなくても良くない?ってなるでしょ。
手書きメモの思わぬ便利さ
今時、メモなんてスマホで十分、という意見に異論はない。私もEvernote使ってるし。
でもね、例えばファイルを分けすぎると、いちいち開かなきゃいけないし、ファイル名を適当につけると何書いてあるかわからなくなったりする。
「無題.txt」「無題1.txt」「めも.txt」「書きたい.txt」なんてファイルがデスクトップに散乱してたりね。根が面倒くさがりだから。
じゃぁ一つのファイルにひたすら書いておけば、というと、それは検索性が壊滅するでしょう。
適切なファイル名をつけられたPCメモ群には検索性という点で敵わないけど、手書きのメモはタイトル(ファイル名)を考える煩わしさから私を開放してくれる。
一個のもやっとしたテーマで手頃な文量。そして、矢印を自由に伸ばしたり、丸つけたりは手書きが楽。おすすめ。
ノートでもPCでも実現できない一覧性
私のPC作業環境はデュアルディスプレイだけど、一度に見渡せるウィンドウは無理してもせいぜい一画面4つかな、と思う。
それに、いくつもウィンドウ開いてると、どれがアクティブになってるか、とっさにわからなかったりする。
コレばかりはキーボードショートカットを使いこないしても解決しない。使いこなしてない私は、Ctrl+XからのCtrl+Vで思わぬテキストが思わぬウィンドウに現れる。
コレ、良くないですか。複数並べたカードを自分の手で好きに並べられる。重ねたり回転も自由。まだ今の所デジタルだと難しいでしょ?
今使ってる机サイズの堅牢なタブレットか、空中に浮いてる数多のウィンドウを手でスワイプして手書きで文字や絵が書けるような商品が安価で発売されたら乗り換えようと思ってるんだけど、いつになったら買えるのかな。
情報と情報がつながる
上記の複数のカードを並べて眺める作業は、自分の中でクローズドだった情報の断片が他の断片とつながる快感が味わえる。
これが物書き作業だけでなく、個人の研究にも役立っていて、広げた風呂敷がいつまでも畳めないほど。
実はこのサイト作成の目的の一つが、自分の趣味のウィキ化なのだけど、それのミニマム版が手頃に作れる。
実際の使い方
私はいつも胸ポケットにRODIAのメモ帳とPilot CUSTOM823を突っ込んでいる。
カバンの中にコレ。
トラベラーズノートと同じで、紙の隅は多少潰れるけど、大切なところは守ってくれる。
そして、
1.何でもRODIAのメモ帳に書き込む。
2.なんとなく一つのまとまりになったら情報カードにまとめる。
3.情報カードを眺めながらA5サイズのノート、あるいは記事などにアウトプット。
(この時、Evernoteや付箋だらけ、アンダーラインを引いた書籍を参照する)
という流れ作業。大変そうに見えるだろうけど、もうクセみたいなものなので大変さは感じない。
最後にサイズ感
この情報カード、いろいろなサイズがあるのだけど、私の使用しているサイズは75×125mm。
図書カードと同じ大きさ。わかりますかね(なんで持ってるんだと訊かれそうだけど、友人に本を貸すときに使ってます)。
こんな感じのカード、見たことないですか?
まとめ
大前提が手書きなので、やはり万人にオススメできるわけではないのだけど、デジタルネイティブでない方には胸を張っておすすめできる情報カードでした。
PCやスマホに眠ってる、いつか見ると思ってたあのデータ、試しに書き出してみるのはいかがでしょう。