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レビュー ロードバイク

JAVA NEO-349ALでしまなみ海道へ――折りたたみ自転車で旅して分かったこと

JAVA NEO-349ALを買い、ハンドルバッグとサドルバッグを取り付け、輪行も何度か試した。ここまでは準備運動だ。

次はいよいよ、実際に荷物を積んで何日か旅をしてみることにした。基本的に旅は無茶するタイプなので予行演習は重要である。

行き先は、しまなみ海道。せっかくだからサイクリングにいい場所を走りたいよね。

11月に予定している台湾での長距離自転車旅に向けて、輪行以外の、撮影、荷物、宿泊まで含めた予行練習である。

JAVAを持って、しまなみ海道へ

今回使うのはJAVA NEO-349AL。

ハンドルバッグにはカメラ、後ろにはORTLIEB Seat-Pack QR 13L。これまでCannondaleで作ってきた旅装備を、ほぼそのままJAVAでも使えるようにした。

また、グリップもしまなみに備えて換装してみた。

海外自転車旅における輪行は一大イベントだが、長期間の旅では輪行よりも日々の撮影や荷物整理、宿泊を含めた日々の生活の比重の方が大きい。

そのため、今回は輪行の負荷を減らしてその他のサイクルの確認に比重を置くことにした。

折りたたむのは簡単。でも輪行そのものは疲れる

JAVAを折りたたむ作業自体は相変わらず簡単。何度かやっているので、車体を畳むだけなら30秒もかからない。

ただし、ここでひとつ分かった。

折りたたみが簡単なことと、輪行が疲れないことは全く別の話である。

JAVAは実測10kgを超えている。そこにカメラ、衣類、輪行道具、そのほか旅の荷物が加わる。なんだかんだで総重量は20kg近い。

自転車に付いているときには何とも思わない荷物も、駅の中では全部自分で運ばなければならない。

輪行袋に入った自転車を持ち、さらに荷物も持って駅の構内を移動する。これが想像以上に地獄。

今回の旅で一番身体に堪えたのは、実は自転車で走っている時間ではなく、輪行状態の自転車を持って歩いている時間だったかもしれない。

輪行をする日は、それだけで体力を使う。台湾のルートを考えるときも、「電車に乗れば楽になる」と単純に考えない方がよさそうだ。

自転車に乗れば、JAVAは普通に走る

駅を出てJAVAを展開する。バッグを取り付ければ、いつもの旅仕様に戻る。

私のエンジンではJAVAの巡航速度は25km/h程度。もちろん高速巡航ではロードバイクにかなわない。

しかし、しまなみ海道を景色を見ながら走り、写真を撮るという使い方では、速さそのものはそれほど重要ではなかった。

写真を撮っていると、全然進まない

今回の旅では、Z5IIとZ8を合わせて約500枚撮影した。

景色がいい。

止まる。

写真を撮る。

少し走る。

また何か見つける。

止まる。

当然ながら、これを繰り返しているとまったく距離が伸びない。実際のSTRAVA上の平均速度は15km/hも出なかった。4時間走って60kmなのだからこれは結構まずい。

実際に走ってみて分かったのは、私の場合、写真をしっかり撮りながら旅をすると、一日に50kmくらいが現実的だということだった。

福岡の輪行でもわかっていたが、観光地の食事にも時間がかかる。とにかく走行時間の確保が難しい。

台湾では、さらに知らない町を走る。撮りたいものも、しまなみ海道以上に多いかもしれない。

カメラは身体に背負いたくない

荷物を身体に背負って長距離を走るのはつらい。以前の九州輪行でも、大きなリュックを背負って走って散々な目に遭った。

今回も、本や一部の機材を身体側で持つと、長時間の走行ではかなり負担になることが分かった。

少なくとも首にNikon Z8をぶら下げて長距離を走るのはかなりしんどかった。コレについては別途対策検討中。

旅は走っている時間だけではない

今回の予行練習で、わかってはいたけど想像以上に大変だったのが走行後だった。

宿へ着く。

自転車の点検。

機材の充電。

シャワーを浴びる。

服を洗う。

夕食を食べる。

撮影したデータの確認と選別。

明日のルートも確認したい。

やることが多い。

特に充電するものはかなり多い。

カメラ、動画用カメラ、スマートフォン、サイコン、ライト、そのほかの機材。

毎日これを管理する必要がある。ケーブル類も厳選しながら整理する必要がありそう。

洗濯が思ったより難しい

もうひとつ大きな問題が洗濯。

数日程度の旅行なら衣類を日数分持っていけばいい。しかし、台湾で一か月走るとなればそうはいかない。

ところが、宿によっては洗濯したものを干す場所がない。洗ったはいいものの、翌朝までに乾かない可能性もある。

しまなみ海道を走って、洗濯袋やネット、ロープ、洗濯ばさみのようなものも必要だと感じた。

数日に一度は、コインランドリーや洗濯機が使える宿を入れた方がよさそうである。

自転車の装備ばかり考えていたが、旅ではパンツを乾かす方法まで考えなければならない。

宿に入る時間も考え直す

写真を撮りながら走ると予定より遅れる。

しかし、宿へ入る時間が遅くなれば、その後の洗濯や充電も全部後ろへずれる。

今回走ってみて、17時から、遅くとも19時までには宿へ入っていたいと思うようになった。

そこから充電を始め、シャワーを浴び、必要なら洗濯をして、夕食を食べる。

それでもまだ忙しい。動画編集に時間がかかろうものならほぼ睡眠時間が消失しそう。

一方で、あまり早い時間にその日の宿を固定してしまうと、撮影に時間を使いすぎた日にそこまで到達できなくなる可能性もある。

走行距離と宿探し。このあたりのバランスは、台湾で最も重要になりそう。

動画撮影も思っていたより忙しい

今回は写真だけでなく動画も撮った。

しかし、動画を撮ろうとすると今度はマイクをつないだり、カメラを準備したりする時間が必要になる。

写真と違って動画は素人なので塩梅が難しい。

それも、考えてみれば当然なのだけど、写真を撮ってる間は思ったように動画は回せない。写真と動画、どっちをとるか、みたいな選択が常に必要になる。

だれかアシスタントしてくんないかな。

台湾では毎日動画も残すつもりなので、撮影方法についてはもう少し単純化する必要がありそう。

実際、Youtubeにアップした動画はほぼ360°カメラを使ったものだったので動画の撮影方針は根っこから考え直さないといけないかも。

身体にも小さな問題が出る

数日続けて走ると、普段の短いライドでは気にならない問題も出てくる。

今回気になったのは、ビブショーツの背中から腰にかけての汗疹だった。

長時間走り、汗をかき、その状態を何日も繰り返す。

一日だけなら気にならないことでも、旅では積み重なってくる。

自転車旅では脚だけ見ていればいいわけではないらしい。

しまなみ海道へ行ってよかった

今回の旅は楽しかった。

景色はいいし、写真もかなり撮れた。

その一方で、台湾へ行く前に確認したかった問題が、かなりたくさん出てきた。

撮影しながらでは一日50km程度。

身体へ荷物を背負わない。

輪行日は走行距離を欲張らない。

洗濯方法を考える。

毎晩の充電方法を決める。

17時から19時くらいには宿へ入りたい。

動画撮影はもっと簡単にする。

自転車そのものより、むしろ旅を毎日繰り返すための運用に課題が多かった。

台湾で初めて困らなくて済んだ

しまなみ海道へ行く前は、台湾旅行について「自転車で一日何km走れるか」をかなり気にしていた。

しかし、実際にはそこだけを考えても仕方がない。

走れる。

でも写真を撮る。

荷物を持つ。

洗濯する。

充電する。

寝る。

翌朝また全部持って走り出す。

JAVAを買った目的のひとつは、この練習を国内で簡単に繰り返すことだった。

その意味では、今回のしまなみ海道はかなりいい予行練習になった。

問題はいろいろ見つかった。

でも、台湾で初めて気づくよりはずっといい。

あと何回か失敗してから、本番へ行こうと思う。

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