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レビュー 量ってみた

ノートPCの重量を量ってみよう【LG gram17編】

はじめに

今回、ノートPCを導入したのは、メインのデスクトップPCが一時的に不調だったため。
おかげでこのサイトの更新もだいぶ滞ってしまった。
普段からPC環境はSSDとNASのHDDにバックアップをとっているので、すべてが吹き飛ぶ可能性は低いのだが、マザーボード等が壊れれば当然復旧には時間がかかる。
以前から予備の環境は欲しかったのだが、ミドルタワークラスのデスクトップを2台置くスペースはないし、普段から25.5インチと24インチのデュアルディスプレイでゲーミングPCを使用していると、正直ノートPCを使用するのはしんどい。辛すぎる。
ディスプレイの大きさやマシンスペックの問題だけではなく、普段からマクロが組み込まれたゲーミングマウスとメカニカルキーボードを使用しているのも大きい。
そんな私が、スペックや使い勝手にできる限り妥協することなく導入できるノートPCを見つけたので、いつも通り計量をしつつ簡単なレビューをしたい。

主要スペック

型式:17Z90P-KA78J

OS Windows 10 Home (64bit)
CPU インテル® Core™ i7-1165G7 4コア/8スレッド
メモリ 16G LPDDR4
ストレージ 1TB NVMe SSD
インターフェース USB 3.2 Type-A Gen2×2、
USB Type-C(USB4.0 Gen3x2(Thunderbolt 4 最大40Gbps))、
パワーデリバリー 最大15W(出力)、
HDMI、3.5mmヘッドホンジャック、Micro SDスロット
ディスプレイ 17.0インチ 2560×1600 (16:10)(WQXGA) IPS方式 グレア処理
表示色 約1677万色 (8bit)
外形寸法 380.2×260.1×17.8(幅×奥行×高さ)(mm)
重量 約1350g
駆動時間 約27時間 ※JEITAバッテリ測定法Ver.2.0

実際に使用してみて

軽い。小さい。薄い。

名は体をなすというが、gramというだけあって軽い
以前使用していた15.4インチのノートPC(10年前の代物)は約2.7kgあったのでほぼ半分の重量である。
軽すぎて逆に不安を感じるほど。サイズも幅が24㎜増えただけ。厚みは半分以下である。
恐らく、HDDでなくなったことと、光学ドライブを積んでいないことが大きいのだろう。
それにしたって軽い。小さい。ディスプレイは大きくなっているはずなのだが。
収納ケースは探しているところだが、この軽さ、大きさならためらわずにカバンに入れて外出できる。

動作

一言でいうと問題なし。
4500万画素クラスの一眼レフ(Nikon D850)で撮影したJPEG+RAWデータをPhotoshop、Lightroomでストレスなく編集できる。
JPEGデータの表示速度だけなら、普段使用しているデスクトップよりも早い。おそらく、デスクトップのストレージがHDDなのに対し、本機はSSDだからだろう。
ノートPCで動画編集をするつもりはないが、エンコードの時間に目をつむれば、できそうな気がする。
最新のPCゲームをプレイしたいとか、4K動画をガリガリ編集したいということがなければ、まず問題になることはないだろう。

バッテリー駆動時間

当然だが、27時間は駆動しない。そういうものだ。
明るさ最小、キーボードバックライトをオフにして、テキスト編集をしているだけなら12時間程度駆動しそうである。充電せずとも丸一日は作業できるので困ることはないだろう。

ディスプレイ

写真を扱うにあたって、グレア(光沢)液晶はうれしい。解像度も2560×1600あるため、表示スケール150%でブラウザを開きながらテキスト編集も問題なくできる。ひたすら文章を書くようなときは、表示スケールを125%にしても良いかもしれない。
また16:10というアスペクト比は、一般的なディスプレイよりわずかに縦長で、Web閲覧をはじめ、何をするにもスクロールが少なくて済む。
スマホを使用することが多くなり、縦長画面に慣れてしまっている身としてはうれしい。

操作性

キーボードはテンキーがあるのがうれしい。フルキーとテンキーの間にわずかだが広めの隙間があるのもよい。慣れてくるとここから先がテンキーだとわかるようになる。
とはいえ、どこまで行ってもノートPCのキーボードなので、腰を据えて長文を書きたいとは思えないが。
おそらく左右にあるUSB等のインターフェースとの関係で無理なのだろうが、キーボードがもう少し広かったら申し分なかった。
ちなみに16インチのモデルはテンキーが3列で、フルキーとの間にスペースがないので選択肢に入らなかった。

インターフェース

USB TypeAが2つ、充電にも対応するTypeCが2つ付いているので、不足することはないだろう。
残念とまではいかないが、一眼レフを常用する身としては、SDカードはmicro SDではなく普通のSDカードだったらうれしかった。
とはいえ、最近のSDカードの主流はmicro SDのようなので仕方がないのだろう。

その他

地味に驚いたのが、ヒンジの抵抗が絶妙で、キーボード側が持ち上がらずに開くことができる。
この軽さを考えると結構すごいことだと思うのだが、最近のノートPCはこんな感じなのだろうか。

計量

基本的にスペック表の重量というのはあまりあてにならないので実際に計量してみよう。
本体重量は1307.5g。
SSDを追加すると、1350gくらいになるのかもしれない。

電源プラグ一式は302.5g。
一昔まえの電源プラグよりは軽いかな、という感じ。電源供給はType-Cなので、窒化ガリウム急速充電器あたりを買ってカバンに入れておいても良いかもしれない。

総評

ノートPCの選択は難しい。
基本的に購入後の増設やスペック向上には限界があり、自分の用途をよく考えて購入しなければならない。
ハイスペックなデスクトップ環境をすでに持っているようであれば、なおのことだ。
私の場合は写真とテキストの編集が95%なので、本機は現状ややオーバースペックである。
しかし、デジタルの世界の進歩は予想がつかないので、本機を選択した。
正直、最新のCPUに16Gのメモリ、GPUを追加できないのは少し中途半端感が否めないが、これはあくまでノートPCであり、私の場合はサブ機なので、本体重量も考えるとちょうど良いと感じている。

Web閲覧や仕事や趣味でExcel、Wordを使う程度であれば完全に未来仕様なので、ディスプレイの大きさと軽さを値段と秤にかけるしかない。
趣味や研究で重めの処理をかける方や、写真を趣味とする方には手放しでおすすめできる。

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