我が家の料理主担当は私なんですが、いかに料理が好きとは言っても毎日台所に立つってのはね。
しんどい日もあります。
今回はその料理という日常を、包丁という道具から考えてみたいと思います。
目次
料理は趣味なのか
料理というのは、毎日買い食いや外食で生きていける人でなければ、逃げることのできない行為です。
逃げることができない行為を義務と言いかえるなら、それは趣味とは言えないような気がします。
もちろん作らいない日を作る、外食してみるとか、作り置きしてみるとかも良いのだけど、個人的には使う道具にこだわるのが大切だと思ってます。
“やらざるを得ない”をできる限り“やりたい!”にするというのが大切です。
つまり、毎日の中で趣味の時間を割合をどれだけ増やすか、ということ。
今は趣味:義務:惰性=7:2:1くらいになってます。
趣味の道具としての包丁
そんなことを考えながら、日々を過ごしているうちに、こんなコトになってしまいました。
商売しているわけでもないのにこの量になると、最早趣味かな、と。
もちろんすべてを日々使いまわしている、なんてことはなくて、常に使っているのはこのあたり。
左から
青二鋼割込和牛刀(かまた刃研社)240mm
三徳包丁(正本)180mm
ペティナイフ(かまた刃研社)120mm
小出刃(タダフサ)105mm
日常が趣味になる
もっと言うと、一番使っているのはコレ。
かっぱ橋のかまた刃研社で購入した【創業88周年記念 ぺティ】。
公式サイトによると
”ブレードはレアメタルのコバルトを含んだ高硬度のVG10鋼製。ハンドルはホールド感を高めた職人の手作業によるマホガニー製”
だそうです。何のことなのかはよくわかりませんね。
よくわからないけど、重量バランスと切れ味、研ぎやすさが素晴らしい。そして錆びない。
82.9gで重心はグリップの人差し指あたり。
軽いので自分の腕力でコントロールする必要はあるけど、使った後に水を拭き取る必要もないのでとにかく毎日使ってます。
細かいレビュー的なものはまた別の機会にするとして。
このペティナイフを握ると、少し幸せな気持ちになるんですよね。
ソファから立ち上がって台所に立つまでは重かった身体が、コレを手に取ると少し軽くなる。
こういうの、大切だと思うんです。