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ロードバイク 量ってみた

ロードバイクのサドルを交換して、重さを量ってみた【360g→255g】

7月8日 膝の痛みとサドル交換

九州から帰ってきて、本格的に膝の痛みと向き合うことにした。いつも痛くなるのは右膝の皿の下部分である。そのことを自転車屋の店長さんに相談すると、まずはサドルを交換して高さを調整してみようということになった。

そのとき使っていたサドルは、クッション性の高いものだった。短い距離を走る分には快適なのだが、柔らかいぶん座る位置が安定しない。また、座るとクッションが沈み込むため、実際のサドル高も分かりにくいらしい。

そこで、そろそろ硬いサドルへ替えてみようということになった。

サドル選びは思ったより奥が深い

ロードバイクのサドルにもいろいろある。ざっくり分けると、長いものと短いもの、中央に穴が開いているものと開いていないものがあるようだ。
詳しいことは、まだよく分からない。

「こればかりは実際に試してみないと分からないんですが、コレなんてどうでしょう。値段もそこまで高くないですし」

店長さんが出してくれたのは、それまで使っていたサドルよりも少し短く、中央に穴が開いていないモデルだった。
穴の開いたサドルは会陰部への負担を減らしやすい一方で、身体や乗り方によっては穴の縁へ圧力が集中し、かえって痛くなることもあるらしい。

さすがにもう「たかがサドル」と言えない程度の経験は積んではいる。それでも、ずいぶん奥が深そうな世界である。

正直、あまり深入りしたくない。

穴が開いているのは軽量化のためだと思っていたことは、言わないことにした。

その話を聞いていたお客さんが、自分に合うサドルを見つけるまで、いくつも買い替えることになったという怖い話を始めた。

さらに店長さんは、

「サドルが軽くなると、ダンシングもしやすくなりますよ」

という、少し怪しい話まで始めた。

「いやいや、100gくらいで、それはないでしょう」

そう言った日の夜、交換したサドルでのダンシングがあまりに快適で、1kmほど立ったまま走っていたのは、ここだけの話である。

もちろん、軽くなったことだけが理由とは限らない。それまでのサドルは、ダンシングをするたびに太ももの後ろ側にこすれていた。新しいサドルは短くなったため、立ち上がったときに脚へ当たらなくなったのだ。

自分でサドルを交換してみる

サドルはその場で交換してもらうつもりだったが、店長さんから提案された。

「一度、自分で交換できるか試してみますか。うちで作業すると工賃がかかっちゃいますし、どうしても駄目なら持ってきてください」

そういうわけで、家へ帰って自分で取り付けることにした。
構造自体はそれほど複雑ではない。レールを固定する位置とサドルの角度を確認しながら、ボルトを締めていく。

これなら大丈夫そうだと思って走り出したところ、締め付けが甘かったらしい。しばらく走ると、サドルがバコッと前へお辞儀した。転ばなくてよかった。

もう一度位置を調整し、今度はしっかり締め直す。ひとまず、普通に乗れる状態にはなった。

7月10日 新しいサドルで80km走る

交換したサドルで一度長い距離を走ってみようと思い、りんりんロードを80kmほど走ることにした。走り切れば、これまでの最長記録になる。

できれば、この距離でも平均速度20km/hを超えたい。20km程度なら平均25.7km/hで走れるようになっていたが、長距離で同じように走るのは難しいだろう。

自宅付近から計測を始め、りんりんロードへ入る。すると、まさかの時速35kmほどで走り続けることができた。

もしかして、九州での長距離ライドを経て、私は飛躍的に成長してしまったのではないか。

そう思ったのだが、なんてことはない。

同じ道の帰りは、時速20kmを出すのもやっとだった。行きが強い追い風だったことに、帰り道でようやく気づいた。

今度は両膝の裏側が痛くなる

帰り道では、両膝の裏側に違和感が出てきた。もしかすると、サドルを少し高くしすぎたのかもしれない。

これまでは右膝の前側だけに痛みが出ていた。しかし今回は、サドルそのものと高さを変更したことで、両膝の裏側に同じような違和感が出た。

個人的には、むしろ少し安心した。

何を変えても右膝だけに痛みが出るのであれば、私の右膝そのものに原因がある可能性も考えなければならない。両膝に似た違和感が出たことで、少なくともサドルの高さや乗車姿勢も関係しているのではないかと思えたからだ。

向かい風の中でどうにかペダルを踏み続け、走り切った。

総走行距離は80.04km。走行時間は3時間47分1秒、獲得標高は182m、平均速度は21.2km/hだった。

目標にしていた平均20km/hは、無事に超えることができた。

帰りは、そのまま自転車屋へ向かった。膝の状態を説明すると、やはりサドルを数mm下げることになった。

ひとまずこの高さで様子を見て、それでも右膝だけに問題が出るようなら、次はビンディングペダルのクリート位置を調整することになった。

サドルの調整には、まだもう少し時間がかかりそうである。

サドルの重さを量ってみた

せっかくサドルを交換したので、新旧それぞれの重さを量ってみることにした。

これまで使っていたサドルは、360g。

新しく購入したサドルは、255gだった。


長さも結構違う。

これまでのサドル:360g
新しいサドル:255g
重量差:105g

105gの軽量化である。

この105gが、本当にダンシングのしやすさへ影響しているのか。それともサドルが短くなり、太ももへ当たらなくなった影響の方が大きいのか。

今の私には、まだよく分からない。

ただ、少なくともダンシングはしやすくなった。そしてサドルの高さを数mm変えただけで、痛みが出る場所まで変わった。

サドルという小さな部品が、思っていた以上に自転車全体へ影響していることだけは分かった。

正直、あまり深入りしたくない世界なのだが、すでに片足くらいは踏み込んでしまっている気がする。

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