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アコギを工事なしでエレアコ化する【OBANAマイクロフォン】

音量に少なからずコンプレックスのあるクラシックギター弾きにとって、エレアコって淡い憧れの対象なんですよね。
アコギを購入する際、当初はエレアコを購入予定だったのですが、楽器店スタッフさんの「ピックアップは後から良いものを取り付けた方が良い」というアドバイスと、気に入ったギターを見つけてしまったことにより、エレアコサウンドはお預けになりました。
アコギの修理完了に伴って、クラシックギターにもアコギにも使用できるギター用マイクを購入したので、今回は具体的な導入方法と機材重量について書いてみようと思います。

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OBANAマイクロフォン

当初考えていたのは、最近流行ってるらしい、デュアルピックアップシステム(マグネット+コンタクトピエゾ)。
ただ、楽器店でいろいろ試奏させてもらった限り、音がいいなと思ったものは工事が必要だったり、簡単に付け外しできるものは音がイマイチだったり。
特に、アコギに取り付ける限りはエレアコサウンドだと納得できても、クラシックギターに取り付けると違和感を覚えるものが多いです。
そんな時に見つけたのがコレ。
尾花マイクの超単一指向性マイク。
だいぶ試奏させてもらったんですが、かなり生音に忠実に、きちんと箱鳴りを拾ってくれます。
いつも弾いてる音がそのまま大きくなる感じ。エレアコ感はないです。
ダイナミックマイクなので、もちろんハウリングはするけど耐性は強そう。
そもそも他の楽器とのライブではなく、自宅で楽しむことが目的なのでハウリングはあまり気にしません。
パッシブかつマイク一つなので配線や機材もシンプルだし、バッテリー切れもないのがステキ。
何より、気軽に付け外しができて、アコギとクラギで使いまわしができる。
取り付けは、弦を少し寄せて、ホールのトップ板をマイクで挟む感じ。
取り付け方向によってかなり音が変わるので、いまだに試行錯誤中です。

HOSA MIT-435(XLR-TS変換)

OBANAマイクはXLR出力なので、ヤマハギターアンプ(THR-5A)に接続するには変換が必要になります。そこでコレ。
MIT-435。
ギターアンプ周りはまったくの無知なので、良し悪し等はわかりませんが、シンプルに変換できるものを店員さんにお願いしてみました。

機材構成

MIT-435をギターアンプに直結してもよいのですが、OBANAマイクのXLR端子側のケーブルにかなりの負荷がかかりそう&断線の予感がしたので、ついでにシールドケーブルも注文しました。
実際に接続するとこんな感じ。
ギター→OBANAマイク→MIT-435→シールドケーブル→ギターアンプ。
という感じですね。
自宅で、可能な限り音質は妥協せず、かつシンプルな構成、というワガママな仕様の個人的妥協点でした。
…ちょっとケーブルは長すぎたかも。

重さを量ってみた

OBANAマイクは113.6g。
ケーブルが貧弱な感じはしますが、これが太いとギターホールにかなりの負担がかかるのでしょう。
おそらく、ライブなどで動き回ったり、立って演奏する場合は、ケーブルをギター本体などに固定することを想定してるのではないでしょうか。
変換器は65.4g。金属の塊という感じ。エレキの世界って、なんとなく全体的に重い気がします。
自宅で遊ぶときは基本的に座って弾くため、この重量がギターにかかるわけはないので、あまり気にすることではないのかな。

まとめ

今までエレアコもエレキもほとんど触ったことがなかったため、馴染みのある楽器とは思えないほど新鮮な世界でした。
クラシックギターを長いことやっていると、エレアコ独特のサウンドにも憧れを抱いたりするのですが、アンプにつなげて簡易的にエフェクトをかけたり、サウンドシミュレーションができれば、今のところ満足なのでこの構成で良かったと思っています。

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