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PC メンテナンス

PCの画像サムネイルが表示されなくなる原因【Windows10】

ネット検索をしても該当する症状と原因について書かれた記事が少なかったため、原因と解決方法をここに記録しておく。

症状と一時対処

ある日突然、PC上の画像サムネイルが白くなり、表示されなくなった。読み込み中のアイコンではなく、真っ白。
ちなみに、対象のファイルはアプリケーション(フォトビューワーやPhotoshop)では問題なく開くことができる。
再起動してすぐ開いたフォルダ内のサムネイルは表示されるのだが、起動数十秒後に開いたフォルダのサムネイルは表示されない。
起動直後に表示されていたフォルダも、起動数十秒後に表示更新すると白くなってしまう。
この状態になると、エクスプローラーすら読み込み中のまま何も表示されなくなる。

また、デスクトップのごみ箱のアイコンが(空にしたり、何か捨てたりしてアイコンが切り替わるタイミングで)消失。ごみ箱の文字だけが残される。
どうやら、起動時に読み込まれたアイコン以外も表示されなくなるらしい。
不具合が発生し始めると、タスクマネージャーも開かないため、何が起こっているかわからない。

一時対処は以下の通り。
常識的な対応は一通りやった。

・セーフモードで起動

効果なし。
通常起動と同じ状態になる。

・サムネイルキャッシュの削除

PC上のサムネイルが1枚も再生成されず終了。

・システムファイルの修復

Windows PowerShellでシステムファイルのチェック。
そもそもエラーや破損が発見されず。

・Cドライブのみ1ヶ月前の状態に戻す

我が家のPCはCドライブ(起動ディスク)はSSDを使用しており、定期的に同容量のSSDに丸ごとバックアップととっている。
直近でCドライブには大きな変更をかけた覚えはないので、デスクトップのファイルだけ退避させて、1ヶ月前の状態のSSDで起動してみた。
一見改善されたように見えたのだが、いくつかフォルダを開いていくとやはり同様の不具合が発生。

原因

結論から述べると、不具合の原因は変換に失敗したMKVという拡張子の動画ファイル。
どうも、このMKVファイルのサムネイルを表示しようとすると、バックグラウンドで COM Surrogateというプロセスが動き出し、メモリにエンドレスな負荷をかけ、上記の症状が発生するようだ。
当該ファイルをデスクトップに置いていたせいで、PC起動後からCOM Surrogateが動き出すまでの時限爆弾のような状態になっていた。
Cドライブを1ヶ月前の状態にしたときに、発生タイミングが変わったのは、デスクトップに放置していた対象のMKVファイルを別のHDDのフォルダに退避させていたため。
退避フォルダにアクセスした時点から時限爆弾が起動されたということ。

解決方法

実は、OSの再インストールまでしてしまったのだが、実際は対象のMKVファイルを消去(ごみ箱からも)すればよいだけ。
一時的な解決でよければ、タスクマネージャーからCOM Surrogateのプロセスを終了させてしまえばよいだろう。
私の場合は、OSの再インストールをするまで、タスクマネージャーすら起動しなかったため、問題の原因に至ることすらできなかった。

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